2回目の「奈良盆地一周ウオーク」は、前回の「北・山の辺の道」に引き続き、天理から桜井までの、奈良盆地の東に連なる美しい青垣の山々の山裾を縫うように続く古道「南・山の辺の道」17Kmをウオークしました。
天理駅前広場コフフンで、恒例の出発式を終え9時50分頃参加者175名は曇り空の中スタート、長い天理本通商店街から天理教教会本部前を経て約2Km東へ進んで、布留山の北西麓の高台に鎮座する鬱蒼とした森に囲まれた「石上神宮」へ、境内に放し飼いされている「ご神鶏(しんけい)」の可愛いチャボや烏骨鶏(うこっけい)等々の鶏に歓迎を受けながら小休憩しました。
神社から東海自然歩道となっている「南・山の辺の道」を南へ進み、布留山の森を抜けて暫くして「内山永久寺跡」へ、平安時代に創建され往時は多くの伽藍を備えていたが、明治時代の廃仏毀釈により廃寺となった今は境内の池などわずかに残るのみで、その池の畔を回り進み、枝が綺麗に刈り込まれた柿畑や竹林及び雑木林内等々の狭い道を上り下りして「天理観光農園」を過ぎて視界が開け、前方には霞む奈良盆地を望みながら、一般道路から再び田畑や柿畑等の中の細い道を進み、この辺りから、柑橘類や野菜等の販売する無人販売所が、その後、桜井市穴師地区の県道50号付近まで販売所が点在します。
買物や覗き込む参加者で列が離れる状況となり、乙木(おとぎ)町地区北側の小さい森に鎮座する「夜都伎(やとぎ)神社」に進み、茅葺きの珍しいし拝殿前で若干の列詰休憩を済ませ、乙木町集落を抜け環濠集落がある竹之内町地区に入り、田園風景は更に大きく広がり、雲間からは陽が射し、時折、強く吹く風を受けながら、右前方には奈良盆地を一望、天候が良ければ遠くに金剛・葛城山や二上山の連なる山々を望み事が出来ますが、残念ながら霞んで眺望することは出来ませんでした。
長蛇の列は更に竹之内地区から萱生(かよう)町地区へ、ビニールハウスが続く向こうには、咲き始めた一面に広がる「菜の花畑」に癒されながら、大和青垣の山々の山裾の長閑な田園風景の変化を楽しみながら進み、萱生町集落西端に位置する「西山塚古墳」の濠端から集落を抜け、丁寧に枝が選定された柿畑などの間の道を歩み、広大な「念佛寺」の墓地内を通り抜け門前の巨大石造の小坊主に見送られ、最古の御社「大和(おおやまと)神社御旅所」から急な下りの石畳や狭い田畑が広がる中の緩やかな道を上り下りして進み、11時50分頃「天理トレイルセンター」に到着、冬の陽射し中でのんびりと昼食休憩を摂りまし
午後は、12時30分スタート、「崇神天皇陵」の狭い濠沿いを進み、なだらかな道や坂道を上り下りし、時には石畳の道を歩み「景行天皇稜」の濠端を過ぎると、右前方には南方面の奈良盆地に遠く浮かぶ耳成山や畝傍山を眺望しながら、さらに狭い道を上り下りし、目の前に三輪山が見え隠れする長閑な田園風景の中や集落内を進み、県道50号に出て、上りの坂道を東へ暫く進んで県道と別れ、道沿いに満開の蝋梅が黄色く咲く三輪山山麓の高台を南へ進み、三輪山西北の山裾に鎮座する「桧原神社」に入り、玉砂利が敷き詰められて綺麗に掃き清められた境内へ、列詰めと参拝休憩を取りました。
この神社は、本殿や拝殿は無く、三ツ鳥居を通して「神座(しんざ):御霊の座する場所」を拝する古代祭祀の姿をとっていて、玉垣で囲まれた三ツ鳥居を通して拝みました。
又、神社正面の注連柱(しめばしら)を通して眺める二上山は、残念ながら霞の中にぼんやりと浮かぶ景色でした。
神社を後にして、更に、杉林や雑木林の山裾の狭い砂利道や石畳などの道を上り下りして進み「狭井神社」前から、多くの参拝者で賑わう「大神神社」に到着。
ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)がお山に鎮まるために、神社には本殿はなく拝殿の奥にある三ツ鳥居を通してご神体の三輪山を拝む原初(げんしょ)の神祀りの形態を今に伝えています。
拝殿は、1664年に徳川4代将軍家綱によって再建され、国重要文化財に指定されています。
又、拝殿前には、玉垣で囲まれた樹齢500年とも言われる杉の巨木が聳える「巳の神杉(みのかみすぎ)」が、大物主大神の化身の白蛇が棲むことから名付けられたご神木で、蛇の好物の卵が供えられていました。
小休止と参拝を終え、聖徳太子ゆかりの「平等寺」境内を通り抜け、竹林や雑木林の狭い道を抜け、小さなお堂の中に2枚の岩に仏像が浮き彫りにされた、高さ2.2m、幅約80pの釈迦と弥勒の二体の石仏が安置されている「金屋の石仏」を経て、金屋地区集落を抜け「仏教伝来之地」碑が建立されている、初瀬川(大和川)畔の「金屋河川敷公園」を通過し、馬井手橋を渡り、桜井市市街地に入り約1.5Km進んでJR・近鉄・桜井駅に先頭は14時50分頃、数十分遅れでアンカーが無事ゴールしました。
次回は、桜井駅から近鉄・飛鳥駅まで「知恵の文殊さんから明日香路を巡る」約13Kmのコースを歩きます、引き続きご参加お待ちしております。