平成30年も残り10日余りとなり、本年最後の例会は生駒山山麓にある名社・名刹の神社仏閣を巡るウオークを実施いたしました。
冷え込んだ朝を迎え、参加者を生駒駅から生駒市役所北側に位置する「東新町児童公園」へ誘導、恒例のスタート式を終え、参加者178名は9時50分過ぎ元気にスタート。
生駒駅南側に広がる旭ケ丘、緑ヶ丘等の大団地の住宅街をほぼ南北に貫く道路を長蛇の列は約2q進み、壱分町地区の生駒山麓の鎮守の杜に鎮座する「往馬大社(いこまたいしゃ)」へ、広い境内の急な階段を上り厳かな建物の拝殿前へ、古代、神奈備(生駒山)をご神体として祀ったのを起源とされるが、現在のご祭神は、拝殿の背後に7連の春日造桧皮葺の本殿が並び、中央には生駒山の神である「伊古麻都比古神(いこまつひこのかみ)」や「伊古麻都比賣神(ひめのかみ)」など7柱が祀られています。
又、古代より火を司る神として信仰されていて、毎年10月に執り行われる「火祭り」は、古式豊かな伝統行事として奈良県の無形民俗文化財に指定されています。
神社を参拝の後、壱分町地区から第2阪奈道路をくぐり友里地区へ、緑に囲まれた狭い参道を上り進み「竹林寺」へ、境内には奈良時代に社会事業・活動に奔走された大僧正・行基(668〜749年)の「史蹟行基墓」があり、夫々お参りし、本尊の文殊菩薩(行基の化身)が祀られている本堂から、「忍性墓(五輪塔)」へ、忍性(1217〜1303年)は文殊信仰と行基に深く崇敬し、鎌倉時代に慈善救済事業などに務めた高僧です。

「忍性墓」前で、スタッフにより行基・忍性に関わる解説に耳を傾け、「竹林寺」を後にして暫らく狭い道を進んで高台に位置する、蹴上の高い40数段の石段を上り、鎌倉時代に創建された「円福寺」へ、本堂の前には「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」2基(高さ約2.5m)が建ち、国の重要文化財に指定されています。
眼下には南生駒の広がる風景を眺めながら、次に訪れたのが、青山台住宅団地の東側に位置する森林に囲まれた、中世から続く生駒谷11ヶ村の郷墓の「こしやま墓地」に入り、その奥に位置する「行基菩薩廟所」の「往生院」へ、行基が奈良の喜光寺で749年に没した時、遺言により火葬し、遺骨の一部を葬ったのが、この地であったと伝えられていて、本尊は行基菩薩で本堂の裏には行基供養塔の五輪塔(高さ1.873m)が安置されていいて、それらを見て廻り青山台住宅団地を抜け暫く進むと、視界が開けのどかな田園風景が広がり、急な長い坂道を息急きながら上り進み、体育館やテニスコートがある「むかいやま公園」に11時50分頃先頭が、約10分遅れでアンカーが到着。
曇り空の下、目の前の生駒山頂を望みながら、木々に囲まれた公園で昼食休憩を摂りました。

午後の出発前に、ここで、中間で別れる参加者を募り、中間ゴールする参加者約50名は最後尾に着いて12時40分スタート、公園を出て西側のすぐ急な階段や坂道を上り、竹薮や雑木林の緩やかな下りの山道を抜け、行基によって創建されたと伝えられる「宝憧寺(ほうどうじ)」へ進み、お寺を過ぎて間もなく中間ゴールされ南生駒駅に向かう参加者と別れ、残る健脚組みは山麓の小川沿いの上りの山道を約1q進み、視界が開け棚田が広がる山麓の更に急な上りの山道を長い列は進み、檪原(いちはら)川の谷間の上に架かる信貴山フラワーロードの長い橋を前方に眺めながら列詰め休憩を取り、山間の坂道をしばらく下り進んで、平群町鳴川集落にある「地蔵堂(本尊がゆるぎ地蔵:像高154pの立像で頭上には笠石を乗せている)」へ、ここから、約300mの急坂を喘ぎながら上り「千光寺」に到着、修験道の開祖である「役行者(えんのぎょうじゃ)」ゆかりの寺で、役行者がこの地に千手観音菩薩を安置して修行したのに始まると言われています。
約20分間の自由行動を、静かな佇まいの境内を、本堂(観音堂)や大師堂等を巡り拝観、又、石段が続く寺の奥にある行者堂前では役行者が使ったとされる「鉄の下駄」が5・6sの重さか? これを履いて 3歩歩けば良縁に恵まれるとの事で、挑戦したかどうか、夫々自由拝観を終え「千光寺」を後にして、元来た坂道を下り「地蔵堂」に戻り、そこから山道に入り川沿いをしばらく進むと「清滝石仏群」へ、巨岩の壁には不鮮明な線刻の仏が「八尺地蔵」と呼ばれる磨崖仏を眺めながら、高台に位置する山沿いの下りの緩やかな山道を約1q進み、やがて視界が開け眼下に大規模な住宅団地や矢田丘陵を望みながら、更に山沿いを進み平群町檪原(いちはら)地区の小山の中腹に鎮座する「生駒山口神社」に到着、鳥居をくぐって直ぐ、きつい急な78段の石段を上り参拝の後、住宅街を進み近鉄・元山上口駅に15時頃ゴールしました。
今日は、生駒山麓の上りの多いコースで、中間ゴールされた参加者及び17q健脚組の皆様も併せて事故も無く無事完歩されました、お疲れ様でした。
最後に、今年も例会及び特別大会等に多くのご参加をいただき、有難う御座いました。
来年も、一層充実した例会を目指し、参加してよかったと言われるような楽しいコース作りを、スタッフ一同精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。